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送り火

日本では、仏教伝来以前から「御霊(魂)祭り」など、祖先の霊を迎える儀式が存在しました。推古天皇(606年)の時代、僧と尼を招き食事や様々な仏事を行う"斎会〔さいえ〕"が設けられ、この様式が現在の「お盆」の原型になったと考えられています。朝廷で始まったお盆はその後、武家・貴族・僧侶・宮廷などの上層階級で主に催され、一般庶民に広まったのは江戸時代になってからのようです。江戸時代に入り町人がある程度の財政力をもってきたため、仏壇の普及や盆提灯に使われるロウソクの大量生産とともにお盆行事が広く根付きました。元々日本人が持ち合わせていた「祖先を供養する心」とお盆行事は固く結びつき、「お盆」は今日まで受け継がれてきています。
●七月盆の場合も八月盆の場合もお盆を始めるのはそれぞれ月の13日で、この日の夕方に墓参りをして、先祖の霊を迎えにゆく。
墓参りには一族が揃って出かける。着いたら一族の代表が花や供物を墓前に供え、それから血縁の濃い順に合掌礼拝し、線香や水を手向ける。お墓が菩提寺の寺内にある場合は、仏前の火をいただき、それを提灯の中にいれその灯火で先祖の霊を家まで導く。
●迎え火の変形として有名なのが盆提灯です。門前に吊された提灯は、祖霊がやってくるための目印であり、またその家の中に祖霊が滞在しているしるしであるとされ鎌倉時代からこの盆提灯の風習は行われています。
【送り火】
16日には送り火で祖霊をあの世に送ります。この時、先祖の霊があの世へ無事に着くようにとの願いをこめて、門前で苧殻を焚きます。京都の夜を美しく彩る大文字焼はこの送り火の名残であるとされます。
●前年のお盆以降に故人を出した家で迎える盆のことを新盆(にいぼん)と呼び、とくに厚く供養がなされます。
【精霊流し】
家の中には精霊棚をもうけて祖霊を迎える。精霊棚とは真菰筵(まこもむしろ)の上に先祖の位はいを安置し、水や線香、供物を供えたもので地方によってはナスやキュウリに苧殻(おがら)を突き立てて、牛や馬にみたてたものを供えるところもあり、この牛や馬に乗って先祖の霊が帰ってくるとされます。(精霊棚は仏壇がある場合、特別に設ける必要はありません)
●精霊棚の供物は蓮の葉に包んだり、わらで編んだ入れ物に包んで海や川に流し、このことを精霊流しといいます。打ち上げ花火は元来、精霊送りの行事であったとされています。

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2008年01月07日 11:59に投稿されたエントリーのページです。

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